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速報!国内初の球場と水族館が一体化した『TOKYO GIANTS TOWN』とは?

速報!国内初の球場と水族館が一体化した『TOKYO GIANTS TOWN』とは?

東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアに計画されている「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)構想がどうやら固まったらしい。これは読売新聞東京本社と読売巨人軍が進める新GIANTS球場の建設計画によみうりランドが新たに参画し、国内で初めてとなる「水族館一体型の球場」を建設するとともに、周辺に飲食・スポーツ関連施設などを設けるスポーツとエンターテインメントの融合施設。

読売ジャイアンツがかつて鍛錬の場にしていた多摩川グラウンドは、近隣の人々がふらりと立ち寄り、未来のスター選手に気軽に声をかけることができた集いと交流の場だった。東京ジャイアンツタウンは、そのようなジャイアンツの「心のふるさと」を再現・発展させ、次世代に伝える水族館を併設することで、新たな人の流れを創り、地域に賑わいを生み出すことも目的に進んでいる。


☑︎東京ジャイアンツタウン
構想の中心となる新GIANTS球場は、関東平野を見渡す多摩丘陵の自然に溶け込む開放感あふれるスタジアムで、レフトスタンドの後方に、よみうりランドが手がける水中回廊を備えた本格的な水族館を併設。芝生席が広がる外野席から、コンコースを通ってすぐ水族館へ行くことができ、国内初(※1)となる水族館一体型の球場となる予定。オープンは2025年3月、水族館もあわせたグランドオープンは2026年度中の見通し。さらに飲食店やスポーツ関連施設も誘致予定と1日中楽しめる施設となりそう。
〇施設規模
敷地面積 35,131㎡   
建築面積 5,300㎡
建物全体の延べ面積 7,670㎡
地上3階建て、鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
中堅122m、両翼100m、人工芝
LEDナイター照明    
収容人数 約2,700席
サブグラウンド 4,800㎡、人工芝


人工芝の野球場は、イースタン・リーグ公式戦と読売ジャイアンツの練習に活用するとともに、貸し球場としても大学・社会人や女子野球、高校野球の予選など様々なニーズに対応。イースタン・リーグの公式戦は、よみうりランドに隣接する天然芝の読売ジャイアンツ球場と、人工芝の新GIANTS球場という特徴の異なる二つの球場で開催することになる予定。


☑︎水族館について

〇施設規模(予定)
施設面積 8,600㎡(延床面積+屋外面積)
地上3階・地下1階


多摩地区で唯一(※2)の内陸型水族館でテーマは「生きものが主役」「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」。多摩丘陵に大自然の海中環境を人工海水で再現し、大型水槽の中を人が歩ける水中回廊や、アシカなどの生態を間近で観察できるゾーンが設けられる予定。生命の源である水が、川から海、浅瀬から深い海へとつながっていくストーリーを展開し、心に残る体験や感動を届けてくれそう。
※1※2 公益社団法人日本動物園水族館協会加盟の51施設中(2023年1月時点、よみうりランド調べ)

さらに、年間を通じて様々なイベントを展開する「企画展示ホール」が設けられる。多摩川水系の展示にも注力し、地元の生態系を楽しく学べる場となり、学校と連携して子供たちに地域の自然や命について考えてもらう機会を創っていく予定。人工海水は最新の水処理設備で再利用し、給水及び排水量を最小限に抑えるほか、CO2の排出削減を図る設備設計なども進め、よみうりランドが運営をおこなっていく。


☑︎東京ジャイアンツタウンの周辺ついて

新たな賑わいの拠点となる「東京ジャイアンツタウン」。よみうりランド遊園地など周囲にも魅力的な施設がそろっていく。2024年3月オープン予定の新温泉施設をはじめ、フラワーパーク「HANA・BIYORI」など魅力と活気にあふれた街づくりに要注目です。


Edit:ミスター甲子園 編集部


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