Magazine

野球用品のトレンド発見!ミズノの最新技術が詰まった三種の神器【アイテム編】【2023年最新】

野球用品のトレンド発見!ミズノの最新技術が詰まった三種の神器【アイテム編】【2023年最新】

「野球選手が沼るミズノ トウキョウ」取材第二回目の本記事は、第一回目のアクセサリー編に続き、ミズノの最新アイテムを体験させて頂けることに。日々進化する野球用品のトレンド情報や、野球が上達できるようなアイテムを見つけてお届け致します!
今回、ミズノ トウキョウに足を運んだのは大学4年生以来の約7年ぶり、2020年3月にミズノ トウキョウがリニューアルして以降初めてお邪魔させて頂くことに。 現役を引退してから約3年が経過するが、実はスポーツショップに足を運ぶこと自体が久しぶり。まず驚いたのが道具の進化! 今回は野球の三種の神器「グラブ」「バット」「スパイク」の最新アイテムを体験。

ミズノ トウキョウでは軟式用から硬式用まで、ミズノの最新グラブが店内にびっしりとディスプレイ。投手用は野手用のグラブと比較すると、規定により使用できる配色が限定されるため、カラフルに作ることが難しい。そのため、本体の色やウェブを選ぶことは投手の楽しみであり、新色や新しいウェブが出るとついついチェックをしてテンションが上がってしまう。
現役時代は柔らかい革を求めていたが、革の質感を理解していなかったため、その時々で違う固さのグラブを作成していた。しかし、今回はミズノ トウキョウのスタッフの方に、「子供の牛革はハリコシがあり、大人の牛革はしなやか」という事を教えていただき、長年の悩みをようやく解決することができた。



|ミズノのグラブオーダーシステム
ミズノのオーダーグラブは、公式サイトで手軽にシミュレーションを行うことができるが、革の質感や細かなサイズ調整を行いたい場合、知識が豊富な店舗スタッフと相談しながら作成することがおすすめ。
刺繍のサンプルや、革の色感なども直接確認することができるので、より納得のいくグラブ作成が可能に。

画面上のシミュレーションと実際の革サンプルを照らし合わせながら作るオーダーは、時間があっという間に過ぎてしまうほどワクワクがとまらない。

さらに、今回グラブの進化で一番驚いたのが、ミズノが独自に開発した「ハイブリッドムートン」という仕様。2020年から一部モデルに搭載され、グラブ内の手の甲に厚めのパッドが入っていることで、捕球時の小指側甲の浮きを抑え、手と一体となったような捕球感覚を実現できるとのこと。使用に伴うベロ裏の摩耗を抑制し、より長時間フィット感が持続可能に。
そして2022年には、ベロ裏内蔵型ハイブリッドムートンが導入され、よりソフトなフィット感を実現。長年使用していると皮が柔らかくなり、手が遊んでしまうような感覚になるが、この機能が導入されたことにより、長期間のフィット感が実現。
ミズノの「ハイブリッドムートン」、体験した事がない方は是非店頭で試してほしい。 



|球が速くなる!?超軽量スパイク
2022年に発売されたスパイク「SPEEDREVO(スピードレボ)」は、従来のスパイクの概念を覆すアップデートがたくさん。履いて驚いたのはまず、衝撃の軽さ。3年前までの現役時代に使用していた重量感のあるスパイクとは異なり、ランニングシューズかのような軽量感。
投手限定のスパイクでは、より強い踏ん張りを実現するためスパイクの歯が平行に並んだ仕様に。従来のハの字型の歯よりも、投球時に今まで以上にブレーキがかかる仕様で、球速アップにつながりそうな感覚を実感。 
素材には「耐摩耗アッパーCPU」が採用され、ミズノ社の人工皮革と比較して約10.9倍の耐久性と強度も抜群。革のスパイクだと雨天使用後に大変だったケアも手軽になっているのもポイント。
土の上で使用して汚れたスパイクも、専用の汚れ落としシートを使えば簡単にケアをすることができる。従来の革製品では、汚れ落とし、カラークリーム、艶出しクリームなどを塗布してケアしていたが、「SPEEDREVO(スピードレボ)」なら1ステップでケアできるから、練習に時間をまわすこともできそうだ。



|新規格の硬式バットも販売中!
近年高校野球で問題視されている金属バットの設計。年々投手のレベルが上がり、甲子園出場クラスとなると140キロ代のピッチャーも珍しくない。そんな中、金属バットが飛びすぎる仕様なのではと疑問視されてきた。反発力が上がることで打球速度が速まり、投手の顔面を直撃し、担架で運ばれるというシーンも増えいてる現状も。そこで、2022年~2023年を猶予期間として2024年から新規格バットの導入が決定。
ミズノのロングセラーバットの一つ、「VKONGシリーズ」では現行モデルよりも細めの設計となっている。飛ばないとされる新規格バットは本当に飛びにくくなっているのか?現行モデルと比較しながら試し打ってみた。
打感は現行モデルと比較すると中が詰まっているような感覚。打球音が低く、弾きもかなり減少された印象だったが、さすが「VKONG」。バットに吸い付くような感覚や、ボールを運びつつ弾きの良さを感じる打感は健在。

近年の高校野球の醍醐味である乱打戦やホームラン数が減少するのではという懸念がある一方で、ピッチャー返しの危険が少しでも減らされたり、飛ばないバットでより飛距離を出すためには、小手先だけでなく、しっかり身体を使わなければ飛ばすことができないため、打撃スキル向上にもつながる事を期待したい。

Information
ミズノ トウキョウ
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-1
電話番号:03-3233-7000
営業時間:11:00~20:00
公式サイト:https://jpn.mizuno.com


野球をこれから始めるビギナーユーザーからプロを目指している選手まで、野球が好きな全ての人に向けたアイテムが揃っているミズノ トウキョウは野球用品のトレンドスポット。日々の野球ライフがマンネリ化してきた方は定期的に足を運び、モチベーションをあげていきましょう!


Photo_Naoki Muramatsu Edit_Mr.KOSHIEN  


野球情報