いよいよ日本一が決定!甲子園の魔物って?慶応対仙台育英、どちらが魔物を味方につけるかが勝敗の行方を左右するかも?
今年で第105回目となる全国高校野球選手権も、いよいよ明日8月23日で日本一が決まる。これまで近畿勢が躍進していた高校野球だが、今年は東北や北海道勢の躍進が目立ち、高校野球ファンを惹きつけた。なかでも、従来の野球イメージを覆しながら、前年度王者の仙台育英と決勝戦で戦う慶応は、まさに伝統と革新で次世代の高校野球の台風の目になりつつある。
慶応は1世紀ぶりの決勝進出とあって、OBやOGを含めた大応援団は、間違いなく勝利への後押しとなる。そして、甲子園のスターである清原和博氏の息子、清原勝児選手が甲子園の空気を一変させる力を持っているのも仙台育英にとっては脅威。
一方の仙台育英も2022年夏の優勝メンバーが多く、甲子園の勝ち方をわかっているのは強い。なかでも一番打者の橋本選手の野球センスは抜群。野球の流れを理解しながら、最適なプレーをこれまで甲子園で披露してきた。慶応の一番打者の丸田選手も同様に攻撃の流れを左右するキーマンの一人。さらに、両チームの投手陣に注目した時、仙台育英の投手陣は豊富な戦力があり、疲労の心配が少なそうだが、準決勝で100球以上を投げた慶応のエース小宅選手を含む慶応投手陣は、強打の仙台育英相手に本来の投球ができるかが、勝敗を分けることになりそう。
そんな中、今大会にも度々現れた甲子園の魔物。それが何かよくわからない、そんな人に甲子園の魔物をご紹介。諸説あるが、甲子園の魔物は甲子園の観客である。もっと噛み砕いて説明すると、甲子園の観客が作り出す甲子園の雰囲気である。これまで幾度となく、甲子園の観客が作り出す雰囲気にのまれ、ペースを崩してきたチームは数多くあり、甲子園の魔物がどちらに味方するか、これも実はとても勝敗をわけるポイントなのだ。負けているチームが試合の後半、頑張って塁に出れば、甲子園の空気は一変し、選手の後押しに繋がるだろう。
Edit:ミスター甲子園